「亥」年の不安

1月4日中国新聞朝刊「災厄なき1年心から祈る」
読んでいくと少し不安を感じました。今年の4月末日を以って「平成」の元号が終わり5月1日より新天皇が即位して元号が改まり、新たな元号元年を迎える日本国固有の時間の変わり目です。そして東アジアに共通する1年の単位が干支(えと)があり、今年2月立春から「己・亥」の年にはいります。昔から「亥」の年には凶事が多い年と言われてきました。実際に312年前江戸時代中期、大地震と富士山宝永大噴火が「亥」年と記帳されています。
1923(大正12)年の関東大震災虎ノ門事件も「亥」年でした。1921年は干支で言えば「辛・酉」に当たり、「辛・酉」は60年に1度廻ってくる革命.の年として過去に何度も改元が行われてきましたが、明治以後からの一世一元の制では天皇が在位を続ける限り同じ元号が続くから、改元すべき年に改元しなかったことが、「亥」年に革命級の災害を招いたと皇室内の声があったようです。1959年昭和34年「亥」年9月26日伊勢湾台風、伊勢湾沿岸の愛知県・三重県の被害が特に甚大で死者5300人以上だったようです。
1995(平成7)年1月阪神・淡路大震災と3月地下鉄サリン事件はいずれも「亥」年に起こっています。今年の正月3日の熊本で震度6弱地震があり、この1年平穏な年で終われば良いと願うばかりです。お隣韓国問題も国際的に日本の立場が正当だと主張して、段々と事が大きくエスカレーとしていき、正月早々国民が不安、不満をもつようになり、穏やかではなくなりました。隣同士の国なのに、市民レベルではお互いに、生活の文化交流をして、仲良くお付き合いをしているのに、政治家の感覚は同じアジア人なのに何処か市民とはかけ離れた、協調性のない危険性を感じます。