飛べない鳩

 やっと梅雨明け宣言が出て、ほっとするのが今までの常識でしたが、澄み切った青空にギラギラ照りつける太陽を背にして猛暑対策に気が休まる間もありません。梅雨が残した爪痕も年々大きくなり観測史上最大の雨量だと報じられ、今までの雨対策には想定外な被害に、成すすべもありません。日本列島順番に自然界の戒めを受ける事になるのかしら?其のうち私達の住み心地がよいと安心していた地域までも・・・と考えると不安になります。今朝ふと見ると、我が家で飼っていた飛べない鳩が珍しく、50CM位上の窓枠に立っていました。彼此2年位前に駅前に在った当店の横隅で震えながら、うずくまっていた鳩を見つけ、よく見ると羽の付け根から出血していたので、布切れに包んで持ち帰り、近所の獣医さんに診てもらいましたが、一言ムヤミニ外鳥を持ち帰ると危険だと言われ、そういいながら注射をしていただき、そのまま空き部屋で飼っていましたが、中々重心が保てず、いつも転んでしまう有様でした。最近は飛べないけど、歩きながら移動していました。それがどう言う訳か、50CM上まで飛べたのです。でも開いた窓から飛び立つ様子はありませんでした。じっと外を見ていましたが、何を思って見ているのでしょうか?
   

姫路の北西佐用町南光の向日葵畑です。数年前に河の氾濫で大被害を受けて、多数の被害者が出た地域です。