3・11東北関東(東日本)大震災

明日3月11日(東日本)東北・関東大震災犠牲者の方達にとっては2年目を迎えることになります。昨日の中国新聞岩手県宮古市で被災されて、今は同県の滝沢村で非難生活を送っておられる方の1首が載っていました。
<生きている地球の叫びにのみこまれ万の命が海に帰りぬ>

とても整然とした、悟りの響きを感じました。自然界と人類は一身胴体で科学の進歩で自然界の在るべき倫理を破壊してきた結末に多数の犠牲者が大海原に帰って逝った。と静かに手を合わせて歌われた姿が目前に見えるようです。
 私には、<・・・・・万のいのちが海に帰りぬ>海に帰るとは自分なりに漠然と理解しているようにおもいましたが、なぜ海に帰るのかまだ心に引っかかています。以前読んだ本に、意味合いは違いますが、
<すゑはつひに、海となるべき山水も、しばし木の葉の下くぐるなり>
 先人の歌で、人生は山あり谷ありと言う意味で、岩清水の水も山の木の根や岩石の下を潜って大海原に帰る。等々色々な海に帰るを私なりに理解をしようと思っています。