同年代の人との忘年会

昨日は広島市内に住んでいる知り合いのご夫婦と3人で忘年会まがいの夕食会を広島市内の得意先の店で催し、久しぶりに25〜30年前の景気が良かった時期の話題に会話が弾み、あっという間に3時間余り、22時少し前に慌ててクレアラインで帰宅の途につきました。この友人のご主人は以前、広島市内のデパートに勤務していて、それも外商部で高額商品の呉服、絵画、貴金属類を顧客に販売して、会社の販促ノルマを何時もクリアしていた、中々の営業マンだった人だから、まるで、人の心をしっかりつかんだ話しぶりは定年退職されても、体の芯迄入り込んだ、気骨精神にはビックリしました。
 今は年金生活者だから、慎ましく生活しているとの事。以前の様な多額な商品は販売が難しくなっているから、デパート外商部は苦労しているらしく、本人曰く「日本高度成長期の時に働かれて、良かった!よく遊んだし、よく飲んだ。好い夢を見られた」そばで、その奥さんは、自分は子育てで一生懸命だったのに、主人は毎晩深夜帰宅、休日も家族はホッタラカシ、「これって、不公平な人生よね!」今では笑いながら、話し合いが出来るようになったが、当時は家庭崩壊寸前だったそうです。私も商店3代目の長男に嫁いだ当時も店の売り上げは今では想像も出来ない位の数字でしたが、時代の流れを深く読み取られなかった為か、大きな成長も出来なかった現在、主人も他界して、弟の次の後継者もいないので、何時か整理する様になるだろうと、自分なりに腹を決めています。私自身、長男の嫁であり、経営者の妻として、苦労も人一倍しましたが、やはり、良い時代に働かせてもらったと、感謝しています。古希にちなんで、人生振り返り、同じ様な年代の人と話すと色々とそれなりの苦労もありますが、今では楽しい思いで話になります。平和な時代に生きていたから良かった