例年の東京出張

  節分、立春も早々に過ぎて2月最初の週末、東京1泊2日の出張で、1日目は何時もの友人と上野美術館でボッテチュリ洋画展を観て、冬の公園をお喋りしながら、蓮一面の不忍池、8部咲き寒桜の下を通り抜けて、ゆっくり散策気分に浸りました。昨年我が家迄わざわざ、亡くなった主人の墓参りに見えた東京在住の方に3人で銀座資生堂パーラーでの夕食を誘われて、初めてご一緒にした夕食会なのに、ずっと昔からの知り合いの様な会話が弾み、あっという間に3時間経ち、席を変えてやはり銀座にある喫茶店でコーヒーを飲みながらまた話足らずに22時近くになったから、地下鉄駅迄送って頂き、途中有楽街の煌々とした通りにずらりと並ぶ黒塗りの高級車と、傍で客を見送る女優の様な容姿端麗な女性に私一人足を止めてきょろきょろとしている姿を見て、友人が私に「大丈夫!」と脚の具合が悪くて立ち止まって居ると思い心配だったようです。大都会のまた違った一面を見たような気分でした。やはり、銀座の大通りには超高級な観光バスが数台止まっていました。恐らく海外からの観光客を待っていたようでした。一見日本人と変わらないのに、彼等とすれ違った時に中国語が聞こえてきます。日本人の客より高額商品を買いあさる観光客を期待している東京銀座の今の景色でした。翌朝は国際展示場で10時から18時まで、広い会場を大勢の若者達に紛れて商品を観て歩く1日でした。年甲斐もなく歩き回って少々くたびれた主張になりました.