オバマ大統領広島平和公園参拝

15日日曜日広島平和公園無縁塔の前で−宗教法人の慰霊祭があり、胎内被爆者の一人もこの行事に参加されていたので、私も傍でお経をあげるつもりで、訪れましたが、数十人の宗教者で思っていた以上に圧巻な光景でした。平和慰霊碑には何時も静かに礼拝しているから、異様な空気を感じました。しかし、平和祈願を唱える方法は自由だから、それはそれで一生懸命な力強い法要の仕方だと思います。ここ最近27日にオバマ大統領が広島平和慰霊碑参拝予定の件で、人其々の声がマスコミ報道されていますが、私の広島市内の家、祖母、伯母、父親全て帰らぬ人となり、爆心地から1.5㌔の横川駅で母のお腹に8か月目の胎内被爆者となり敗戦後、母達のお蔭で今日まで元気に生き長らえています。先の世界対戦で負けた資源の乏しいアジアの小国が、なぜアメリカ合衆国の様な大国を相手に戦争布告をしたのか、そのような当時の日本政府に腹が立ちますが、アメリカ合衆国が投下した原子爆弾は戦争時の人間の心から、餓鬼の心になり、核の実験台にされたのだと思っています。戦争を早く終わらして少しでも犠牲者が減る為の手段だなて、勝った大国の口実以上に感じ取られません。後からの言い訳、口実は勝った国に正当化する特権のように思います。戦争とは人間が人間の罪悪感を失って、非道な世にしてしまうから今の様な平和に生きている人間の罪悪感とは比べることは出来ません。
核の被害を想定して戦争終結間近な時に使用したアメリカ合衆国の現大統領として広島の地を踏み、被災者の現状をしっかり目に焼きつけて、「非人道性の核使用」の恐ろしさと被災地で見た印象を今の素直な人間の心で感じ取ってもらいたいと思います。