被爆者の気持ち

大きなつめ跡を残して去っていった台風16号の進行方向は,
未だにゲリラ豪雨のため土砂崩れで考えられない被害を受けている地方が方々に残っています。大方、高齢者の住んでいる過疎は被害も大きく、災害復興には、多大な費用と時間がかかる様です。これから毎年、自然災害に遭う度に復旧工事に日本列島の工事費用は想定外に膨らむ様になるでしょう。
 先日私の趣味のサークル内で、一人の女性から以外な発言を聞きました「最近、被爆者の人達の振る舞いが大望で目に余る。平和運動を掲げるだけで、国を護れるのか聞いてみたい!」一瞬、頭がボーとして、何を言っているのか、良く理解出来なかったけれど、後で私なりに考えて、人それぞれ国を護る義務を持っているが、意見も人の顔が其々違うように、一概にそれは違うと言いきれないと、自分に言い聞かせて、言い返しをせずに、黙っていました。とても虚しい気持ちで、一人ブログに向かいました。世の中の人達は日本の様な今の平和が、永久に存続していくと思っているのかしら。
 22日22時BS1チャンネルの『こうしてヒロシマは世界発信された』この番組を見て、戦後10年過ぎた広島人の惨劇に心を動かされた一人の男性が、原爆犠牲者の重たい口を一人一人開けて証言をして貰った手記が彼の国際的な人脈と相まって、世界に通じる平和運動に発展していった報道でした。当時の原爆犠牲者達は、世間の偏見と得体の知れない病巣に不安を持ち続けて、生活も儘ならず、苦境の人生を課せられていた、その言いようのない苦しい胸の内を世間に向けて証言した過程が生き字引として、永久に保存され、次の世代に核の恐ろしさを実感して貰えるように、なぜこの志が傲慢なのでしょうか?