神っている広島東洋カープ

 いま一番活力が出るのは日本シリーズ優勝を掛けて広島東洋カープの神っている勢いです。まさかここまで戦い抜いて優勝戦まで行けるなんて、殆どのカープファンでもビックリしています。広島東洋カープ優勝記念の経済効果は500億円に達するとか?球場も真っ赤に染まり熱狂的な声援は、また異様な雰囲気を感じます。今まで野球に余り関心が無かった人達も、この期に乗じて一生懸命応援しているようです。平生の生活の不満や不安、全てこの熱狂的な応援の大きなうねりに乗って発散しているような、今年のカープの存在は今や、有難い救世主にも感じられます。ゲームの中でも、スポーツに限らず人間の心に『戦い』は常に本能的に持ち続けている様です。過っては自然と戦い、他民族と戦い、勝った人種が生き残られる、そのような本能的な発想は、人間同士の性(さが)の様に思いますが、スポーツでの勝ち負けなら許せると言う自制心が働いているうちは平和な社会が保たれます。最近ヨーロッパの若者層に極右的な思想がはびこっている様な流れが気になります。日本の若ての国会議員の中にもこの流れは否定できない不安を感じます。