平昌冬季オリンピック

 平昌冬季五輪開催と同時に米・韓・日・北朝鮮等政府高官達の顔合わせと物々しい冬季オリンピックになっています。9日、日韓首脳会談の際、安倍首相が米韓合同軍事演習を延期すべきではないと主張したのに対して文在寅大統領から「我が国の主権の問題であり、内政に関する問題だ」と不快感を示された様です。スポーツ祭典に首相の余計な発言が世界中のマスコミに報道されて、良識ある人達は日本の首相の発言をどう解釈するだろうか。それに、核の役割拡大を米が明記した件で、河野外相の答弁「北朝鮮の核、ミサイルは現実的な脅威だから、国民の生命を護るには米国の核抑止力に頼らざるを得ないし、高く評価する。世界の安全保障環境が変化するのは当然の事」ドイツのガブリエル外相はNPRが新たな核軍拡競争に繋がるとの危機感を表明。この両国の表明に対して、川崎哲は「両国政府の反応は対照的だ。日本は、世界を軍拡競争に陥らせる当事者になりかねないとの危機意識に欠ける」と指摘している。被爆国の政府の考え方にも一理あるだろうが、『ちょっと違うんじゃないだろうか?』核軍拡競争に世界中の拡大を懸念した、発言をもっと広げるべき立場が日本だと痛感している一人です。