国会議員の品格と心に残る本の一説

今朝方と言うか、深夜に安保法案が可決、成立しましたが、議員の国会での審議中の様子をテレビ中継で見ながら、以前大混乱の台湾の国会審議によく似た光景を思い出して、つい最低の国会議員の集団だと思いました。是が非でも結審する為には手段を厭わない、国会議員以前に日本人としての、品位も何もなくなった様子、世界に放映されたら、台湾の国会審議と同じ様に笑いの対象にされそうで、恥ずかしい限りです。『敬と恥の本能が人間の学問、文化を発達せしめてきた』恥ずかしさを知ることが人間と他の禽獣と違う決定的な事、その恥ずかしさを失う事は道徳観も失うという事を、もっと自覚して欲しい限りす。 
昨年7月1日に当時の安倍内閣が安保法案を閣議決定していたのだから12月の衆議院総選挙で自民党圧勝させた有権者にも責任があります。今頃国会の周囲を取り巻いたデモの様子を見ていると、時期を逸した感がありましたが、ここまで有権者、学生の集団が政治に関心を持てた事には、時期を逸したけど、これからは、政治に強い関心を持てるから今以上に無関心世代が減少すると期待が持てました。<みんなで選挙に行こう!>
 (ものを見るのに「三つ原則」があります。一つには出来るだけ目先にとらわれないように、長い目でみる。二つには、出来るだけ一面にとらわれないで、多面的に所謂全面的にみる。三つには枝葉末節にとらわれずに、根本的にみる。この三つを護るようにする。
 一物の是非を見て大体の是非を問わない。  
一時の利害に関わって先々の利害を察しないという、
つまり一物の是非、一時の利害だけで、それを全面的に見ない、長い目で見ない。根本的に見ない。
こういう調子で政治をすると、国が危なくなるのも当たり前だ)この章は国家の政治ばかりではなく、事業の成否も、私達日常生活にも共通した基本の考えです。先日読んだ本の引用ですが、私の心に残る一説です。