国粋主義者の教育

 大阪府豊中市森友学園のニュースが毎日報道されています。新たな私立小学校設立にあたって過っての国有地を前代未聞の破格値で購入した件では、一般国民には、どうも理解出来ない事態になっています。国有地は国民の資産だから、それを扱っている官僚の責任は一帯どこまで追求出来るのでしょうか。この学園の教育理念に協賛された安倍首相夫人がこの新設される小学校の名誉校長に就任していたのに、本人から辞退されたとの事、安倍首相に辞退の理由を聞いた答弁で、『今、学校関係者に迷惑をかけるから辞退した』との事、何を以って迷惑かけたと言うのかしら?むしろ反対に学校が出来るまでは、広告塔の役目をしていて、今更辞退したら、周囲の人達に迷惑をかけるのではないかしら?安倍首相夫人が名誉校長だから、入学を選択した人達が殆ど居たのでしょうから。こんな、勝手な常識破りな行動は許されないし、一国の首相夫人としてのモラルに欠けた行動は恥ずかしい限りです。同じ経営者の私立幼稚園での教育に、偏った国粋主義的な教育方針、ビックリしましたが、日本国内に、この様な戦前の教育方針を絶対的に厳守しようとしている人達のグループはかなりな数を占めているのでしょうか?戦後71年経つと、徐々に変わってくるのかしら?先日NHKBSテレビで、70年前の敗戦後に東京大学憲法学者を中心に7人の有識者達に依って、戦後日本国憲法草案が出来上がり、その草案を国会と当時のGHQに提出して、それを基に現在の日本国憲法が出来上がった秘話を知り、勿論、草案の一部はGHQからの構成部分もあったろうが、総て押しつけ憲法では無かった事実、天皇を政治から距離を置く発想も彼等7人の発案だったようです。