葉桜

  近くの公園は一面、葉桜の碧色に一変して、観ている私もまた、何処か寂しさと言うか、心の隙間に人恋しさを感じ、姫路の姉に電話して「火曜日の朝お城の桜を見に行くからね!」と言って、翌朝新幹線に乗り1時間で姫路に到着。お城の周りの桜も、殆ど散っていたけれど、城の近くの博物館と並んだ公園の枝垂れ桜が綺麗に、風邪に靡いて、旺座の風格と妖艶さに見とれていました。城内は観光客で賑わっていましたが、博物館辺りは意外と静かで、久しぶりの姉との再会に話が弾み、5月の連休には、姉の長男の運転で、一緒に何処か1泊の温泉の旅にでも行こうか。なんて、長男不在の勝手な計画を立てて、お互いに楽しい一日でした。姉も主人が亡くなって、ここ最近まで心労で、私との再会が特効薬になった様です。一晩一緒に寝て、翌朝お城の周りの葉桜、枝垂桜を見ながら、姫路駅で別れ、帰宅しました。年を取っても、兄弟姉妹は心の隙間を埋めてくれる温かさを感じます。
 今日は近くの国道沿いに植えてある、風に吹かれてひらひらと、蝶の舞う姿に似ている花水木の花弁がまだ僅かだけど目に留まりました。