サーロー・節子様広島に帰郷

28日18時30分広島平和記念資料館地下メモリアルホールにてサーロー節子さんの講演会があり、会場は座席が足りない程の大勢の人で、高校生から高齢者に至るまでの来場者でした。日本語から距離を置いたカナダでの長い生活の為か、時折日本語で表現されるのに、不自由されている様子でした。86歳の御高齢にも拘わらず、エネルギッシュなハッキリした発言には、周りの環境にぶれることのない信念の深ささを感じました。この度広島市長とお会いされた時に,核兵器廃絶を目指す為に政府にハッキリした対応を提言されたかと尋ねたが、広島市長の返答は、的を得てなかった様で、期待外れだったそうです。広島、長崎市民の声を反映出来ない今の行政にいささかガッカリした様子が見受けられました。2017年ICAN関係者の功績がノーベル平和賞を受賞した事により、世界の核兵器廃絶運動が最高潮のうねりになっていましたが、日本政府の態度は、一環として、核の傘を強固に保持する以外に選択肢はないようで、この温度差は永久に縮まらないのでしょうか。